2026年3月、ポケカの環境は「ニンジャスピナー」の発売を経て大きく動いています。
シティリーグやCL(チャンピオンズリーグ)大阪の結果を見ると、圧倒的なシェアを持つデッキがある一方で、構築次第では下位Tierのデッキでも十分に上位を狙えるという声が多数あがっています。
ポケモンカードゲーム公式サイトでは、2026年1月23日よりスタンダードレギュレーションが「H・I・J」へ変更されたことが告知されており、Gレギュのカード群が一斉にスタン落ちしたことで環境が一新されました。
スタンダードレギュレーションの使用可能カードは「H・I・J」のレギュレーションマークが記載されたカードになります。
ポケモンカードゲーム公式サイト
この変更を受けて、新たに台頭したデッキや順位が入れ替わったデッキが多数存在します。
本記事を読むことで、現環境のTier1からTier5までの全デッキを強さ・シェア率・構築コストの観点から一括で比較でき、自分に合ったデッキ選びの参考にしていただけます。
この記事では、2026年3月末時点のシティリーグ入賞データとCL大阪の結果をベースに、各Tierのデッキを丁寧に解説していきます。
- ドラパルトexが入賞320デッキ・優勝19会場を記録しておりTier1の座は揺るがないが、CL大阪ではフーディンがTOP32最多に食い込んでいる
- 2026年1月のGレギュ落ちでサーナイトexやサーフゴーexが消滅した結果、メガルカリオexやタケルライコexなど新勢力が上位に定着した
- Tier3以下のデッキでも勝率60%超えの実績があり、メタの読み次第でシティリーグ上位入賞は十分に現実的である
現環境のTier1〜Tier5デッキを一覧で確認する
2026年3月4週目時点のシティリーグ75会場・1,154デッキ分の入賞データをもとに、現環境の全デッキをTier別に整理しました。
Tierの分類は、入賞数・優勝数・使用率を軸に算出されており、数字が小さいほど環境への影響力と安定感が高いデッキであることを示しています。
以下の一覧表では、各Tierごとにデッキのシェア率やおおよその構築コスト、初心者へのおすすめ度をまとめています。
| Tier | デッキ名 | シェア率(目安) | 構築コスト目安 | 初心者おすすめ度 |
|---|---|---|---|---|
| Tier1 | ドラパルトex | 約27% | 中〜高 | ★★★★☆ |
| Tier1 | メガルカリオex | 約8.5% | 中 | ★★★★★ |
| Tier2 | タケルライコex | 約7.9% | 中 | ★★★★☆ |
| Tier2 | テラスタルバレット | 約6.2% | 高 | ★★★☆☆ |
| Tier2 | Nのゾロアークex | 約5.4% | 中 | ★★★☆☆ |
| Tier2 | フーディン | 約4.3% | 中 | ★★★☆☆ |
| Tier2 | シロナのガブリアスex | 約4.1% | 中 | ★★★★☆ |
| Tier3 | マリィのオーロンゲex | 約5.7% | 中 | ★★☆☆☆ |
| Tier3 | イワパレス | 約2.3% | 低〜中 | ★★★☆☆ |
| Tier3 | R団のミュウツーex | 約5.3% | 中 | ★★★☆☆ |
| Tier3 | ゲッコウガex | 約1.2% | 中〜高 | ★★☆☆☆ |
| Tier3 | メガフシギバナex | 約3.7% | 中 | ★★★★☆ |
| Tier4 | オリーヴァex / ソウブレイズex / メガディアンシーex 他 | 各1%前後 | 低〜中 | ★★★☆☆ |
| Tier5 | ヤドキング / ブリジュラスex / メガスターミーex 他 | 各1%未満 | 低 | ★★☆☆☆ |
ここで注目すべきは、Tier1のドラパルトexが圧倒的なシェアを占めている一方、CL大阪のTOP32ではフーディンが最多を記録したという事実です。
シティリーグとCLでは参加プレイヤーの層や対策の深さが異なるため、シェア率だけでなく勝率や大会形式に応じたデッキ選択も重要になります。
Tierが低いからといって弱いわけではなく、環境の読みと練度次第で十分に勝てるデッキは数多く存在します。
次の章から、各Tierのデッキを個別に詳しく解説していきます。
Tier1のデッキ一覧と強みの解説
2026年3月の環境において、Tier1に位置するデッキはドラパルトexとメガルカリオexの2つです。
この2デッキは、シティリーグの入賞数と優勝数の両方でほかのデッキを大きく引き離しており、文字通り「環境の2強」と呼ばれています。
| デッキ名 | 入賞数 | 優勝数 | 主要ACE SPEC | 平均CSP |
|---|---|---|---|---|
| ドラパルトex | 320デッキ | 19会場 | アンフェアスタンプ(88.1%) | 約33pt |
| メガルカリオex | 98デッキ | 6会場 | マキシマムベルト(76.5%) | 約32pt |
どちらのデッキも高い安定感と対応力を備えており、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。
ただし、ドラパルトexの入賞数はメガルカリオexの約3倍以上あり、環境の中心は明確にドラパルトexと言い切れる状況です。
大会で最も遭遇しやすいデッキがこの2つであることを踏まえると、これらに対する対策をデッキ構築に組み込むことは、環境で戦ううえで欠かせない視点となります。
ドラパルトexの戦い方と強みのポイント
ドラパルトexは、2026年3月環境においてシティリーグ入賞320デッキ、優勝19会場という圧倒的な成績を残しているTier1の中心的なデッキです。
ワザ「ファントムダイブ」は、バトル場にダメージを与えるだけでなく、ベンチのポケモンにもダメカンを6個ばらまくことができます。
この「バトル場もベンチも同時に攻撃する」動きこそが、ドラパルトexの最大の強みです。
ドラパルトexの基本的な戦い方の流れは以下のとおりです。
- 序盤にドロンチを複数体展開して、特性による継続的なドローを確保する
- アカマツやメイのはげましといったエネ加速サポートを使い、手張りが間に合わなくてもファントムダイブを宣言できる盤面を作る
- アンフェアスタンプやレッドカードで相手の手札を崩しながら攻撃し、相手のテンポを奪う
- マシマシラの特性「アドレナブレイン」でダメカンを乗せ替え、ファントムダイブとの合計で中間進化のポケモンを倒す
構築の幅も非常に広く、カースドボム型が全体の約68%を占めている一方、バシャーモ型や宝石入り型など複数の派生構築が結果を残しています。
スタジアムは「廃墟」「ジャミング」「監視塔」の3択から2枚を選ぶ構成が主流です。
イワパレスの増加を意識する場合は、ヒーローマントを無効化できるジャミングの採用が有効とされています。
メタを張られても構築の幅で対応できる柔軟さを持っている点が、ドラパルトexが長期間Tier1に君臨し続けている最大の理由です。
Tier2のデッキ一覧と強みの解説
Tier2には、Tier1ほどのシェア率は持たないものの、大会で安定して結果を出せるポテンシャルを備えたデッキ群が並びます。
環境やメタの変化によってはTier1に食い込むこともあり、ドラパルトexやメガルカリオexに飽きたプレイヤーにとっても有力な選択肢です。
| デッキ名 | 入賞数 | 優勝数 | 主流型 | 主要ACE SPEC |
|---|---|---|---|---|
| タケルライコex | 91デッキ | 6会場 | オーガポンみどりのめんex型(98.9%) | アンフェアスタンプ(51.6%) |
| フーディン | 50デッキ | 6会場 | ノココッチ型(94.0%) | リッチエネルギー(94.0%) |
| テラスタルバレット | 約72デッキ | 複数会場 | オーガポン軸 | 各種 |
| Nのゾロアークex | 約62デッキ | 複数会場 | ヒーローマント型 | ヒーローマント |
| シロナのガブリアスex | 38デッキ | 2会場 | シロナのロズレイド型(97.4%) | ネオアッパーエネルギー(44.7%) |
特に注目すべきは、フーディンがCL大阪のTOP32で最多を記録した点です。
シティリーグの入賞数だけでは測れない実力を持っており、大型大会ではTier1級の活躍を見せる可能性があります。
それぞれのデッキには明確な個性と得意不得意があるため、自分のプレイスタイルや想定する対面に合わせた選択が大切です。
メガルカリオexの戦い方と強みのポイント
メガルカリオexは、シティリーグで98デッキが入賞し、優勝6会場を記録しているTier1デッキです。
最大の強みは、高い耐久力と攻撃開始までのスピードが両立している点にあります。
メガシンカポケモンとして高いHPを持ちながら、闘タイプの豊富な強化カードが使えるため、少ないターン数で攻撃態勢を整えられます。
メガルカリオexの戦い方の基本は以下のとおりです。
- ソルロック+ルナトーンの組み合わせを場に出し、置きドロソ(場に置くことで毎ターンドローできるシステム)を確保する
- マキシマムベルト(採用率76.5%)を装備して火力を底上げし、相手のポケモンexやVを一撃で倒す圏内に入れる
- ファイトゴングやパワープロテインなどの闘タイプ専用グッズで打点を補助する
ただし、スピアーexやフーディンといった苦手なデッキの増加によって、直近ではシェア率がやや低下傾向にあります。
アンフェアスタンプの流行も安定度を下げる要因になっていますが、攻撃までの速さとシステムポケモンの安定感は環境トップクラスです。
初心者にとっても動きがわかりやすく、最初に組むデッキとして非常におすすめできる1枚です。
タケルライコexの戦い方と強みのポイント
タケルライコexは、2026年1月のGレギュ落ちでオーリム博士の気迫を失ったにもかかわらず、構築を変化させて環境上位に定着し続けているデッキです。
現在はオーガポンみどりのめんex型が98.9%を占めており、ほぼすべてのタケルライコデッキがこの型で統一されています。
タケルライコexの戦い方の中心は「きょくらいごう」による一撃の破壊力です。
- オーガポンみどりのめんexの特性「みどりのまい」で場にエネルギーを供給しながらドローを進める
- 場に溜まったエネルギーをトラッシュし、その枚数に応じた超高火力でワンパンを狙う
- 環境に多い高HPのポケモンex・メガシンカポケモンexに対しても一撃で倒せる打点に到達できる
- スピアーexをワンパンできる点、イワパレスにタケルライコやコライドンで対抗できる点が高く評価されている
爆発力のある攻撃が持ち味で、場のエネルギーが揃えばほぼどんな相手も一撃で沈めることが可能です。
一方で、エネルギーをトラッシュして攻撃する性質上、連続攻撃が難しく、手札干渉に弱い側面があります。
アンフェアスタンプの採用率が51.6%と高いのは、相手のテンポを崩すことで自身の攻撃チャンスを確保する狙いがあります。
ダイナミックな攻撃が好きなプレイヤーには特に向いているデッキです。
テラスタルバレットの戦い方と強みのポイント
テラスタルバレットは、状況や相手のデッキに応じてアタッカーを使い分ける柔軟性が最大の武器です。
バレットデッキとは「弾丸」の名前が示すように、複数の異なるアタッカーを少数ずつ採用し、その場面に最適な1枚を選んで戦うスタイルを指します。
テラスタルバレットの代表的なアタッカーとその役割は以下のとおりです。
- オーガポンみどりのめんex:エネルギー加速とドローを両立する起点役
- オーガポンいどのめんex:「すすりなく」で相手を一時的にロックし、時間を稼ぐ
- テツノイサハex:特性ラピッドバーニアでバトル場に出ながらエネ加速する即戦力
- リーリエのピッピex:ドラゴンタイプに弱点を突ける対策枠
条件さえ整えば、環境上位のほとんどのデッキに対して有利なポケモンを選んで攻撃できるのが強みです。
ただし、各アタッカーが1〜2枚ずつしか採用されていないため、サイド落ち(対戦開始時にデッキから6枚裏向きに除外される仕組み)で必要なカードが使えなくなるリスクがあります。
この点を許容できるかどうかが、テラスタルバレットを握る際の判断基準になります。
プレイングの幅が広いため上級者向けの側面がありますが、対応力の高さは環境トップクラスです。
Nのゾロアークexの戦い方と強みのポイント
Nのゾロアークexは、味方のワザをコピーして多彩な攻撃を繰り出すトリッキーなデッキです。
ワザ「ナイトジョーカー」は、ベンチにいるNのポケモンが持つワザを選んで使えるという独自のギミックを持っています。
Nのゾロアークexデッキで採用される主なNのポケモンとその役割は以下のとおりです。
- Nのゼクロム:高火力のワザで相手のメインアタッカーを正面から倒す
- Nのレシラム:ベンチへの攻撃でサイドプランを崩す
- Nのヒヒダルマ:状況に応じたサブアタッカーとして起用
また、特性「とりひき」で手札補充ができるため、展開力と継続的なリソース確保が両立している点も評価されています。
勝率は直近で70.3%(分母40デッキ)と非常に高く、使い手の練度によってはTier1に匹敵する結果を出せるデッキです。
ヒーローマント採用型が主流で、高い耐久を確保しながらワザのコピーで柔軟に立ち回る構成が多く見られます。
ワザの選択肢が毎ターン変わるため、対戦中の判断力が求められる上級者向けのデッキですが、ハマったときの制圧力は環境屈指です。
フーディンの戦い方と強みのポイント
フーディンは、CL大阪のTOP32で最多を記録するなど、大型大会での実力が証明されたデッキです。
シティリーグでは入賞50デッキ・優勝6会場と数字上はTier2ですが、平均CSP(チャンピオンシップポイント)は35.2ptと全デッキ中でもトップクラスの高さを誇ります。
フーディンの戦い方を支えるポイントは以下の3つです。
- ノココッチ型が94.0%を占めており、ノココッチの特性でダメージを受けた際に相手にもダメカンを乗せるカウンター戦術が軸
- ACE SPECはリッチエネルギーが94.0%と圧倒的多数派で、エネルギー問題を解決しつつ特性の恩恵を最大化する
- 非ルールポケモン主体で戦うため、相手がサイドを2枚ずつ取れず、サイドレースで有利に立ちやすい
特に、ドラパルトexのファントムダイブでばらまかれるダメカンを逆に活用してカウンターダメージにつなげる動きは、環境メタとして非常に理にかなっています。
一方で、タケルライコexのように一撃で高HPのポケモンを倒してくるデッキに対しては、カウンターが間に合わない場面もあります。
プレイングの繊細さが要求されますが、使いこなせば大型大会で上位を狙える確かなポテンシャルを持ったデッキです。
シロナのガブリアスexの戦い方と強みのポイント
シロナのガブリアスexは、HP330・逃げエネ0・少ないエネルギーでワザが使えるという、スペックの高さが目を引くデッキです。
シティリーグでは38デッキが入賞し、優勝2会場という結果を残しています。
シロナのガブリアスexデッキの戦い方は、味方のシロナのポケモンと連携して耐久と火力を両立させることにあります。
- シロナのガバイトの特性「王者の呼び声」で山札からシロナのポケモンをサーチし、安定した展開を実現する
- シロナのロズレイドを複数体並べ、打点を底上げしてワンパン圏内に到達させる
- ワザ「スクリューダイブ」で攻撃しながら手札補充し、リソースを切らさず戦い続ける
- 決め技「リューノバスター」は320ダメージの超火力だが、エネルギーを全トラッシュするため使い所の見極めが重要
シロナのパワーウェイトを装備するとHPが400に達するため、相手に一撃で倒されることはほぼなくなります。
構築がシンプルで動きもわかりやすいため、初心者が最初に組むデッキとしても適しています。
草タイプのデッキが環境に多いと弱点を突かれるリスクがありますが、闘タイプの強化カードが豊富に用意されているため、構築の自由度は高いです。
Tier3のデッキ一覧と強みの解説
Tier3は、シェア率こそTier1・Tier2に及ばないものの、明確な個性や特定の対面への強さを持っているデッキ群です。
環境上位のデッキに対してメタを張ることで大会で結果を残すケースも多く、人と被らないデッキ選択をしたいプレイヤーに特におすすめです。
| デッキ名 | シェア率(目安) | 特徴 | 得意な対面 |
|---|---|---|---|
| マリィのオーロンゲex | 約5.7% | ダメカン操作による戦略的な戦い | フーディン、ドラパルト |
| イワパレス | 約2.3% | 高い勝率と耐久で場を制圧 | 多くのex系デッキ |
| R団のミュウツーex | 約5.3% | ベンチのエネルギーを狙う妨害型 | エネ依存デッキ全般 |
| ゲッコウガex | 約1.2% | カードパワーの高さで環境入り | 幅広い対面 |
| メガフシギバナex | 約3.7% | 高HPと回復による耐久戦術 | 長期戦が有利な対面 |
Tier3のデッキは、環境の変動に応じてTier2に浮上する可能性を常に秘めています。
特にイワパレスは勝率66.6%と非常に高い数値を記録しており、対策しておいたほうが無難だという声がプレイヤーの間で広がっています。
マリィのオーロンゲexの戦い方と強みのポイント
マリィのオーロンゲexは、ダメカンの操作を駆使して盤面を有利に運ぶ、テクニカルなデッキです。
相手の場にダメカンを配置し、それを利用して高打点を叩き出したり、相手のポケモンを倒すタイミングをコントロールしたりする動きが特徴です。
マリィのオーロンゲexの主な強みは以下のとおりです。
- ダメカンの乗せ替えによって、狙ったポケモンを確実に倒す精密な攻撃が可能
- ドラパルトexのファントムダイブでばらまかれたダメカンを逆に活用できるメタ性能を持つ
- フーディンに対しても、非ルールポケモンで立ち回ることでサイドレースを有利に進められる
ただし、ダメカンの計算やプレイングの判断が複雑になるため、上級者向けのデッキとして知られています。
練度が高いプレイヤーが使うと勝率がぐっと上がる一方、慣れないうちはプレイミスが出やすい点には注意が必要です。
じっくり考えて戦うのが好きなプレイヤーにとっては、非常にやりがいのあるデッキです。
イワパレスの戦い方と強みのポイント
イワパレスは、特性「しんぴのいしやど」を軸にした耐久型のデッキです。
環境シェアは約2.3%と低めですが、勝率66.6%という高い数字を記録しており、一部のプレイヤーから強い注目を集めています。
イワパレスの強さを支えるポイントは以下のとおりです。
- ヒーローマントを装備することでHPを大幅に引き上げ、相手の攻撃を何度も耐えられる
- 非ルールポケモンのため、倒されてもサイドは1枚しか取られず、サイドレースで圧倒的に有利に立てる
- 環境上位のex系デッキに対して、サイドプランを崩しながらじわじわ詰めていける
ドラパルトexからの対策としては、カースドボムで130ダメージを与え、ファントムダイブの余波60ダメージと合わせて倒すルートが知られています。
そのため、ドラパルト側がジャミングを採用してヒーローマントを無効化してくる構築も増えています。
ミラーマッチ(同じデッキ同士の対戦)を嫌うプレイヤーが多いため、シェア率が爆発的に伸びることはないとされていますが、対策を怠ると痛い目に遭うデッキです。
R団のミュウツーexの戦い方と強みのポイント
R団のミュウツーexは、ロケット団専用のサポートカードを活かした安定感のある展開力と、相手のエネルギーを直接妨害する攻撃性を兼ね備えたデッキです。
ワザ「イレイザーボール」は、相手のベンチポケモンについているエネルギーをトラッシュしながら最大280ダメージを出せるため、攻撃と妨害を同時にこなせます。
R団のミュウツーexの戦い方のポイントは以下のとおりです。
- ロケット団専用のサポートで安定した盤面構築を実現する
- イレイザーボールで相手のエネルギーリソースを削りながら攻撃し、相手のテンポを崩す
- ワナイダーとの相性が良く、特性でトラッシュからエネルギーを回収しつつ非exアタッカーとしても運用できる
- ロケット団の監視塔やロケット団のドンカラスなど、専用カードとのシナジーが多い
エネルギー依存度が高いデッキに対して特に強く、タケルライコexやメガフシギバナexといったデッキのエネルギー供給を断つ動きが効果的です。
専用カードが多いぶん構築の自由度はやや低めですが、ロケット団のカードを揃えれば安定した戦いが見込めます。
ゲッコウガexの戦い方と強みのポイント
ゲッコウガexは、2026年の環境で「置きドロソがほぼ必須」とされている中、置きドロソを持たないにもかかわらずカードパワーの高さで環境入りを果たしたデッキです。
ニンジャスピナーで登場したメガゲッコウガexの追加により、テラスタルゲッコウガexとの2ライン構成も注目されています。
ゲッコウガexの強みをまとめると以下のとおりです。
- ワザ「しのびのやいば」で水エネルギー1つから攻撃でき、好きなカードを山札からサーチできる
- メガゲッコウガexの特性「ひっさつしゅりけん」で、手裏剣のようにダメカンをばらまいて盤面を制圧する
- テラスタルゲッコウガexとメガゲッコウガexの役割分担で、中打点・高打点・狙撃を使い分けられる
一方で、メガゲッコウガexは2進化であるためデッキ枠を多く使い、構築の難易度が高いとされています。
特に、ひっさつしゅりけんに必要な水エネルギーをどう確保するかが課題として指摘されています。
上位にはメガルカリオexやタケルライコexなど苦手な対面が多いですが、ポテンシャルの高さは環境トップクラスです。
今後のカードプール拡充によって一気に浮上する可能性を持ったデッキと言えます。
メガフシギバナexの戦い方と強みのポイント
メガフシギバナexは、高いHPと回復力を活かして相手を長期戦に引きずり込む耐久型のデッキです。
特性「ソーラートランス」によって、自分の場の基本草エネルギーを何度でも付け替えることができるため、状況に応じて最適なアタッカーにエネルギーを供給できます。
メガフシギバナexの戦い方の柱は以下のとおりです。
- オーガポンみどりのめんexの特性「みどりのまい」でエネルギー供給とドローを両立し、展開の起点にする
- ソーラートランスで必要な場所にエネルギーを集め、ワザ「ジャングルダンプ」の240ダメージで攻撃する
- ミツルの思いやりでメガシンカポケモンexのHPを全回復させ、長期戦で相手を消耗させる
- ACE SPECのヒーローマントでHPをさらに上げ、一撃では倒されない盤面を構築する
採用カードの種類が少ないシンプルな構築が主流で、デッキの動きがわかりやすい点も魅力です。
初心者でも扱いやすいデッキですが、炎タイプの攻撃で弱点を突かれると一気に崩れるリスクがある点は押さえておきましょう。
その他Tier3デッキの概要
Tier3には上記で解説したデッキ以外にも、環境に食い込む実力を持ったデッキが複数存在します。
それぞれの特徴を簡潔にまとめると以下のとおりです。
| デッキ名 | 主な特徴 |
|---|---|
| オリーヴァex | 草タイプの耐久型、回復しながら戦う持久戦が得意 |
| ロケット団のドンカラス+ポリゴンZ | ロケット団専用ギミックでロック戦術を展開 |
| スピアーex | 闘弱点を突けるが、タケルライコexに弱く勝率は不安定(22.8%の週も) |
| おまつりおんど | 分母は少ないが勝率86.2%を記録した週もある注目株 |
おまつりおんどは分母が13デッキと少ないため統計的な信頼性には注意が必要ですが、構築が固まれば高い勝率を維持できる可能性を秘めています。
環境上位のデッキとの相性を考えながら、メタゲームの穴を突くような選択ができると、Tier3のデッキでも十分に大会で結果を出せます。
Tier4のデッキ一覧と使いどころ
Tier4は、環境の中心からは外れているものの、特定の条件下やメタの追い風が吹いた際に結果を残すことがあるデッキ群です。
使用実績はあるものの、安定感やシェア率の面では上位Tierに一歩及ばない立ち位置です。
| デッキ名 | 使用率目安 | ひとことメモ |
|---|---|---|
| ソウブレイズex | 約0.7% | 炎タイプの高火力だが展開に時間がかかる |
| メガディアンシーex | 約0.5% | 闘弱点を突けるが苦手な対面が多い |
| イーブイ(ブイズ)バレット | 約1.2% | 多彩なイーブイ進化で柔軟に対応 |
| メガアブソルex | 約2.2% | 悪タイプの打点補助が優秀 |
| イイネイヌ | 約2.1% | 非ルールで安価に組める |
Tier4のデッキは、大会でのマッチング運が良ければ上位入賞できるポテンシャルを持っていますが、連勝を重ねるにはプレイング以上に「相手に恵まれる」要素が大きくなります。
Tier4に位置するデッキの共通する特徴
Tier4のデッキに共通するポイントを整理すると、環境上位への対策が不十分、もしくは苦手な対面が多いことが挙げられます。
具体的には以下のような傾向が見られます。
- ドラパルトexやメガルカリオexといったTier1デッキに対して明確に不利な相性を持つ
- 攻撃開始までのターン数が遅く、先に盤面を整えられると巻き返しが難しい
- 特定のカードに依存する構築が多く、サイド落ちや手札事故に弱い
ただし、これらのデメリットは裏を返せば「相手に対策されにくい」というメリットでもあります。
環境上位のデッキに練習のリソースを割いているプレイヤーが多い中で、見慣れないデッキとの対戦に戸惑う相手は少なくありません。
そのため、Tier4デッキで大会に出る場合は、ドラパルトex対面の戦略を事前にしっかり組み立てておくことが最低限の準備になります。
注目したいTier4デッキのピックアップ紹介
Tier4の中でも、今後のカードプール次第で化ける可能性があるデッキを2つピックアップします。
1つ目はイーブイ(ブイズ)バレットです。
複数のイーブイ進化先を状況に応じて使い分けるバレット構成で、テラスタルバレットと似た柔軟性を持っています。
新しいイーブイ進化のカードが追加されるたびに強化される設計であるため、今後の新弾次第では一気にTier3以上に浮上する可能性があります。
2つ目はメガアブソルexです。
使用率は約2.2%ですが、悪タイプの打点補助カードが充実しており、環境に超タイプのデッキが増えれば弱点を突いて有利に立てます。
以下のような場面ではTier4デッキの選択が活きてきます。
- 地域のメタゲームがTier1に偏っていて、対策カードを多く積める
- 大会参加者の練度が高くなく、見慣れないデッキへの対応力が低いと予想できる
- 純粋にそのデッキが好きで、練度を極限まで高められる自信がある
Tier5のデッキ一覧と環境外でも光る要素
Tier5は、現環境では使用率1%未満のデッキが中心ですが、独自の個性を持つデッキがそろっています。
| デッキ名 | 使用率目安 | 注目ポイント |
|---|---|---|
| ヤドキング | 約1.0% | キュレムの「トライフロスト」で3体同時110ダメージ |
| メガスターミーex | 約0.9% | 水タイプの安定したアタッカー |
| ブリジュラスex | 約0.4% | 独特な鋼タイプの攻防 |
| メガユキメノコex | 約0.2% | 相手の手札枚数に応じた火力変動 |
| メガサメハダーex | 約0.3% | 悪タイプの高打点 |
これらのデッキは環境の主流からは大きく外れていますが、「楽しさ」や「個性」を重視するプレイヤーにとっては非常に魅力的な選択肢です。
ジムバトルやフレンド対戦など、カジュアルな場では存分に活躍できるポテンシャルを持っています。
Tier5デッキが持つ独自の強みと浮上の可能性
Tier5のデッキが環境外に位置している理由は、多くの場合「苦手な対面が多すぎる」か「安定感に欠ける」のいずれかです。
しかし、それは現在の環境に限った話であり、新弾のカード追加やレギュレーション変更によって立ち位置が一変する可能性は常にあります。
Tier5デッキが持つ独自の強みは以下のとおりです。
- 対戦相手がデッキの動きを知らないケースが多く、相手のプレイミスを誘いやすい
- 構築コストが低く、比較的安価にデッキを組めるものが多い
- 環境デッキに対するメタカードが追加された際に、真っ先に恩恵を受けられる立場にある
特にヤドキングはキュレムの「トライフロスト」による3体同時110ダメージが非常に強力で、「ひらめきチャレンジ」によって2エネルギーでワザを使えるため、条件さえ整えば環境上位のデッキとも十分に渡り合えます。
環境変化で上位に食い込む可能性があるデッキ
Tier5の中で、今後の環境変化によって浮上する可能性が特に高いデッキをピックアップします。
まず注目したいのがメガスターミーexです。
水タイプはタケルライコexの弱点を突ける位置にあり、タケルライコexがさらにシェアを伸ばした場合にメタとして機能する可能性があります。
次にブリジュラスexです。
鋼タイプは環境に多いフェアリータイプやドラゴンタイプとの相性で優位に立てる場面があり、新弾で鋼タイプの強化カードが追加されれば一気に評価が変わる可能性があります。
浮上の鍵を握る要素を整理すると以下のとおりです。
- 新弾でそのタイプ専用の強化カード(サポートやグッズ)が追加される
- 環境上位のデッキのシェアが偏り、弱点を突けるタイプのデッキが台頭しやすくなる
- レギュレーション変更で現在の上位デッキのキーパーツが落ち、相対的に評価が上がる
環境は常に動いているため、Tier5のデッキであっても「いつか来るかもしれないチャンス」のためにカードを揃えておくのは、長くポケカを楽しむうえで賢い選択です。
ポケカ環境デッキの選び方に迷ったときの判断基準
デッキ選びに正解はひとつではなく、プレイヤーの目的や予算、プレイスタイルによって最適な選択は変わります。
ここでは、よくある3つの目的別に判断基準を整理していきます。
| 目的 | おすすめTier | 重視するポイント |
|---|---|---|
| 大会で上位入賞を狙いたい | Tier1〜Tier2 | 勝率・安定感・メタゲームへの適応力 |
| 予算を抑えて実戦に出たい | Tier3〜Tier4 | 構築コスト・入手しやすさ |
| 人と被らない構築で戦いたい | Tier3〜Tier5 | 独自性・対戦相手の知識の盲点 |
大会で結果を狙うなら今どのTierを選ぶべきか
大会で上位入賞を目指す場合、基本的にはTier1〜Tier2のデッキを選ぶのが最も確率の高い選択です。
その中でも、現環境で最も結果が出ているのはドラパルトexです。
大会で結果を狙う際にチェックすべき判断基準は以下のとおりです。
- シティリーグの入賞数と優勝数が多いデッキほど、幅広い対面に安定して勝てる実績がある
- CL大阪のようにシティとは違うメタが回る大型大会では、フーディンやNのゾロアークexのような「実力以上に数字が出にくいデッキ」が穴場になる
- 自分の練度が最も高いデッキを選ぶことが、プレイミスを減らし勝率を上げる最大の要因になる
ドラパルトexに確実に勝てるデッキが存在しないことが現環境の特徴であるため、迷ったらドラパルトexを選び、構築を煮詰めるのが最短ルートです。
ただし、ドラパルトexはミラーマッチ(同型対決)が非常に多くなるため、ミラーを制する構築力とプレイングが求められます。
予算を抑えて実戦に出るための選び方
ポケカを始めたばかりで予算に限りがある場合、構築コストの低いデッキからスタートするのが現実的です。
予算を抑えつつ戦えるデッキを選ぶ際のポイントは以下のとおりです。
- 非ルールポケモン中心のデッキは、高額なポケモンexを必要としないため安価に組みやすい
- ACE SPECはデッキに1枚しか入れられないが、選択次第で大きくコストが変わるため、手持ちのACE SPECに合わせてデッキを選ぶ方法もある
- イワパレスやイイネイヌなどのTier3〜4デッキは、低コストでありながら勝率が高い場合がある
具体的には、イワパレスデッキは必要なカードの多くがノーマルレアリティで入手できるため、数千円規模で実戦レベルのデッキを組むことが可能です。
また、メガフシギバナexデッキも採用カードの種類が少ないシンプルな構築が主流であるため、必要なカードの総枚数が少なく、比較的安価に揃えられます。
まずは安いデッキで対戦の流れを掴み、その後にTier1〜2のデッキにステップアップしていくのが、無駄な出費を抑える賢いルートです。
人と被らない構築で戦いたい場合の候補
「大会で見たことのないデッキで勝ちたい」という気持ちは、ポケカの楽しみ方のひとつとして非常に魅力的です。
人と被らないデッキで戦う場合に意識すべきポイントは以下のとおりです。
- 相手がデッキの動きを把握していない場合、初見殺しによるアドバンテージが得られる
- ただし、Tier1デッキとの対面で明確に不利な場合、いくら初見殺しが効いても勝ちきれないことがある
- 「マイナーデッキ+ドラパルトex対策カード」の組み合わせで構築するのが、勝率と独自性を両立する方法
具体的な候補としては、Nのゾロアークex、ヤドキング、おまつりおんどなどが挙げられます。
特にNのゾロアークexはTier2に位置しながらも使用率が低めで、ワザのコピーによるトリッキーな動きは相手の想定を大きく崩せます。
おまつりおんどは分母が少ないものの週次勝率86.2%を記録した実績があり、構築が研究途上であるぶん、自分なりの最適解を見つける楽しさがあります。
ポケカ環境デッキの流れと今後の見通し
2026年のポケカ環境は、1月のレギュレーション改定を起点として大きな変化が続いています。
Gレギュ落ちによってサーナイトexやサーフゴーexといった長期間トップに君臨していたデッキが消滅し、環境のパワーバランスはゼロから再構築されました。
その後、ムニキスゼロ環境でドラパルトexとメガルカリオexの2強体制が固まり、3月のニンジャスピナー発売後もこの構図は基本的に維持されています。
環境の変遷を時系列で整理すると、以下のように大きく3つのフェーズに分けられます。
- 第1フェーズ(1月下旬〜2月上旬):Gレギュ落ち直後の混沌期で、あらゆるデッキが試される実験的な期間
- 第2フェーズ(2月中旬〜3月上旬):ムニキスゼロ環境としてメタが固まり、ドラパルトex一強が確立
- 第3フェーズ(3月中旬〜現在):ニンジャスピナーの新カード群が加わり、デッキの多様性がやや回復
ここでは、各フェーズの詳細を振り返りながら、次に来る環境シフトへの備え方について考えていきます。
2026年1月レギュ改定で変わったこと
2026年1月23日、スタンダードレギュレーションが「G・H・I」から「H・I・J」へ変更されました。
2026年1月23日(金)から、カードの左下に表示されたレギュレーションマークに、H・I・Jと書かれたカードが使用可能になります。
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この変更で使えなくなった主なカードとその影響をまとめると以下のとおりです。
| 失ったカード | 影響を受けたデッキ | 影響度 |
|---|---|---|
| サーナイトex | サーナイトデッキ | デッキ消滅 |
| サーフゴーex | サーフゴーデッキ | デッキ消滅 |
| オーリム博士の気迫 | タケルライコex | 構築変更で存続 |
| ナンジャモ | 多くのデッキ | 代替カードで対応 |
| カウンターキャッチャー | ドラパルトex、オーロンゲex他 | グッズでの呼び出し手段が減少 |
| ルミナスエネルギー | 多色デッキ全般 | マシマシラの採用に影響 |
特にサーナイトexとサーフゴーexのデッキ消滅は環境に大きなインパクトを与え、これまでこの2デッキに抑えられていたメガルカリオexやフーディンが一気に台頭しました。
また、ナンジャモの退場により手札干渉の手段が大幅に減り、多くのデッキがACE SPECとしてアンフェアスタンプを採用する「アンフェアスタンプ環境」へと移行しました。
現環境に至るまでの経緯を振り返る
2026年の環境は、大きく分けて3つの段階を経て現在の形に至っています。
- 第1段階(1月下旬〜2月上旬):Gレギュ落ち直後の混沌期。多種多様なデッキが模索され、ドラパルトexとメガルカリオexが早期に頭角を現した
- 第2段階(2月中旬〜3月上旬):ムニキスゼロ環境としてメタが固まり始め、ドラパルトex一強の傾向が強まった。CL福岡ではドラパルトexの使用率が突出
- 第3段階(3月中旬〜現在):ニンジャスピナーの発売でスペシャルレッドカードやメガゲッコウガexなどの新カードが加わり、デッキの多様性がやや回復
ニンジャスピナー発売後は、スペシャルレッドカードの登場でアンフェアスタンプ一択の状況が変わるかと期待されましたが、実際にはユーザー体験が悪いと評価され、アンフェアスタンプが依然として最も採用率の高いACE SPECとなっています。
CL大阪ではTOP32にさまざまなデッキが入賞し、SNSでは「どのデッキにもチャンスがある神環境」という声が上がっています。
データ上はドラパルトex一強に見えますが、大型大会レベルではメタの読みと練度次第で多くのデッキが上位を狙える、奥の深い環境と言えます。
次の環境シフトで意識しておきたいデッキとカード
今後の環境変化を見据えて、あらかじめ注目しておきたいデッキとカードを整理します。
次の環境シフトが起きるタイミングとしては、新弾の発売と大型大会の結果発表が最も影響力を持ちます。
今のうちに意識しておきたいポイントは以下のとおりです。
- ドラパルトexの構築がさらに洗練されることで、対策カードの需要が高まる可能性がある。特にジャミングや手札干渉系のカードは値動きに注意
- メガゲッコウガexは現時点では構築が難しいとされているが、足回りを補うカードが新弾で追加されれば一気にTier1候補に躍り出る可能性がある
- イワパレスの勝率が高止まりしている場合、対策としてどうぐ剥がしカードの採用率が上がることが予想される
- 闘タイプの強化カードが今後追加される予告があり、シロナのガブリアスexやメガルカリオexがさらに強化される可能性がある
カードゲームにおいて「次に何が来るか」を予測してカードを集めておくことは、構築コストを抑えるうえでも非常に有効な戦略です。
新弾情報が出たら、まずは自分が使っているデッキとの相性を確認する習慣をつけておくと、環境の波に乗り遅れずに済みます。
ポケカ環境デッキランキングについてのよくある質問
ポケカの環境デッキやTier表については、初心者を中心に多くの疑問が寄せられます。
特に「Tier1以外でも勝てるのか」「初心者は何を組めばいいのか」「新弾で環境はどう変わるのか」といった質問は、SNSやコミュニティで繰り返し話題に上がるテーマです。
これらの疑問に対しては、シティリーグの入賞データや直近のCL大阪の結果といった客観的な情報をもとに回答することで、より実戦に役立つ判断材料になります。
よくある質問と回答のポイントを一覧で整理すると以下のとおりです。
| よくある質問 | 回答の要点 |
|---|---|
| Tier1以外でも通用する? | 勝率60%超えのTier3デッキも存在し、練度次第で十分に勝てる |
| 初心者は何を組むべき? | メガルカリオexやシロナのガブリアスexなど動きがシンプルなデッキが最適 |
| 新弾で環境はどう変わる? | パックの内容次第で大きく変わる場合と微変化の場合がある |
| Tier表はどの基準で作られている? | 多くの場合、シティリーグの入賞数・使用率をベースにした顕在的Tierが採用されている |
それぞれの質問について、以下で詳しく回答していきます。
Tier1以外のデッキで大会に出ても通用しますか?
結論から言うと、Tier1以外のデッキでも大会で結果を出すことは十分に可能です。
実際に、2026年3月の環境データを見ると、Tier2以下のデッキで高い勝率を記録している例が複数あります。
| デッキ名 | Tier | 直近の勝率(参考値) |
|---|---|---|
| おまつりおんど | Tier3 | 86.2%(分母13) |
| Nのゾロアークex | Tier2 | 70.3%(分母40) |
| イワパレス | Tier3 | 66.6%(分母17) |
| メガゲッコウガex | Tier3 | 85.2%(分母39) |
特にCL大阪ではTOP32に多種多様なデッキが入賞しており、「ドラパルトexでなければ勝てない」という状況ではないことが証明されています。
ただし、Tier1デッキは対面数が多いため、必ずドラパルトex対面の対策は用意しておくべきです。
自分のデッキの練度を極限まで高め、ドラパルト対面のプランを明確にしておくことが、Tier1以外のデッキで勝つための最大の条件になります。
初心者が最初に組むデッキとして何がおすすめですか?
初心者がデッキを選ぶ際に重視すべきポイントは、動きのシンプルさ・構築コスト・環境での戦いやすさの3点です。
これらを総合的に考慮すると、おすすめの選択肢は以下のとおりです。
- メガルカリオex:動きがわかりやすく、ソルロック+ルナトーンの置きドロソで安定感も高い。構築コストも中程度で組みやすい
- シロナのガブリアスex:HPが高く逃げエネが0のため操作ミスが起きにくい。シロナのポケモンでまとめるテーマ性もわかりやすい
- メガフシギバナex:採用カードの種類が少なくデッキ構築が簡単。耐久戦術で相手のミスを待てるため初心者でも勝ちやすい
いきなりTier1のドラパルトexを組みたくなる気持ちはわかりますが、ドラパルトexはベンチへのダメカン配分やスタジアムの選択など、プレイング判断が多い上級者向けの側面があります。
まずは操作しやすいデッキで対戦の基本を学び、慣れてきたらドラパルトexやフーディンなど技術力が求められるデッキにステップアップしていくのがおすすめです。
新弾が出ると環境はどのくらい変わりますか?
新弾の影響度は、そのパックに含まれるカードの質と量によって大きく変わります。
2026年の環境を例に取ると、以下のような変遷がありました。
- スタートデッキ100バトルコレクション(2025年12月):Jレギュのカードが本格登場し、レギュ変更の布石に
- ムニキスゼロ(2026年1月頃):メガルカリオexやシロナのガブリアスexなど、環境上位のデッキを新たに生み出した
- ニンジャスピナー(2026年3月13日):メガゲッコウガexやスペシャルレッドカードが追加されたが、環境の大枠は変わらずドラパルトex一強が継続
つまり、新弾によって環境が根本から変わる場合と、既存の環境にマイナーチェンジが加わる程度の場合の両方があります。
環境が大きく変わりやすいのは、既存のTier1デッキに対して明確に有利なカードやデッキが登場したときです。
新弾発売後1〜2週間はメタが流動的になるため、すぐにカードを買い揃えるのではなく、シティリーグの結果を1〜2週間観察してから動くのがコストパフォーマンスの良い判断です。
Tier表はどの基準で作られているのですか?
Tier表の作成基準は発信するメディアやプレイヤーによって異なりますが、一般的に広く使われている基準は以下の2種類です。
| 基準 | 内容 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|
| 顕在的Tier(使用率ベース) | シティリーグやCLの入賞数・使用率をもとにランク付け | データに基づいているため客観性が高い | 使用者数が多いだけで勝率が低いデッキも上位に来ることがある |
| 潜在的Tier(強さベース) | デッキの理論上の強さやポテンシャルをもとに判断 | 実力を正確に反映しやすい | 主観が入りやすく、発信者によって評価が異なる |
本記事を含む多くのメディアでは、シティリーグの入賞データ(Best16以上)を中心にした顕在的Tierを採用しています。
この方式は「実際に大会で結果を出しているかどうか」が反映されるため、大会に出る際のデッキ選びの参考として最も実用的です。
ただし、使用者が多いデッキは入賞数が膨らみやすいため、「入賞率」や「勝率」も合わせてチェックすることで、より正確な環境把握ができます。
Tier表はあくまで「現時点のスナップショット」であり、環境は日々変化しています。
ひとつのTier表を鵜呑みにするのではなく、複数の情報源を比較して自分なりの環境認識を持つことが、ポケカで勝ち続けるための最も大切な姿勢です。
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